掲載日：2018.02.19

２月14日（水）、市内の社会福祉法人に呼びかけて、千歳市における地域公益活動推進のための情報交換会を開催いたしました。

本会議は、平成29年4月の社会福祉法改正により、すべての社会福祉法人が「地域公益活動」を実施する責務が位置付けられたことから、地域公益活動の共通理解と実情などについて情報交換する場として、昨年度に引き続き開催いたしました。

社会福祉法改正の背景には、今日、社会福祉が、国民すべての社会的な自立支援をめざすものであるにも関わらず、社会福祉法人の経営実態が積極的に公開されてこなかったり、経営組織のガバナンスや財務規律が十分に確立されてこなかったこと等が一因にあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、社会は大きく変化し、社会的な問題も複雑化・多様化してきたことに伴い、特定の社会福祉事業の領域に留まることなく、これまで以上に制度の狭間にある声なき声を聴き、総合的かつ専門的に即応することで地域に暮らす方々に期待される役割を果たしていくことが期待されています。

今般の制度見直しを契機として、社会福祉法人はその非営利性・公益性を確保し、住民に対する説明責任を果たすとともに、私たちの仕事を「見せる化・見える化」し、共生社会の実現のために一層寄与するために、千歳市内の福祉事業を行う社会福祉法人が連携して役割を果たしていくことが重要であるとの観点から、「社会福祉法人のネットワーク懇話会・千歳」を発足することといたしました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なお、今後は次の取組を計画しています。

〖取組内容〗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　①社会福祉法人の地域公益活動の推進　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・地域福祉権利擁護体制構築に向けた法人・施設による福祉サービス利用援助事業、生活困窮者等に対する安心サポ―ト事業等、北海道における地域公益活動への参画・推進の協力　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・その他、多様化・複雑化する地域の生活課題及び制度の狭間にあるニーズへ対応する地域公益活動の検討　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・社会福祉法人が行う地域公益活動の市民周知　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　②懇話会の開催　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・参加法人相互の地域ニーズの共有及び連携を強化し課題解決のための取組み等についての意見交換等

〖構成する社会福祉法人名簿〗