掲載日：2023.09.22

6月10日から始まりました「千歳市要約筆記入門講座」が、8月２６日で全日程の１３講座を終了いたしました。

今年は例年になく猛暑が続き受講生の皆さま、講師の皆さま、暑い中大変お疲れさまでした。

6月10日の開講式では、千歳要約筆記の会「やませみ」の皆さんに、デモンストレーションとして手書きとパソコン要約筆記を披露していただきました！

３回目の講座では、札幌の桂林耳鼻咽喉科中耳サージクリニック言語聴覚士の岡崎聡子様にお越しいただき「聴覚障がい者の基礎知識」として、耳の展開図を使用し音の伝わり方などを学び、また、中途難失聴者の現状と課題などについてもお話してくださいました。

受講生の皆さんは、はじめて聞く内容にとても興味深く、また、熱心に質問をしていました。

 

最終講座では、ロールプレイによる実技体験をしました。市役所での行政手続き、病院での受診、研修会に参加など、それぞれの場面で聴覚障がいの方に正しく書いて伝えることができるか、受講生にはノートテイクで対応していただきました。講師で北海道中途難失調者協会　副会長の荒井さとみ様にロールプレイに参加していただきました。

当事者である荒井副会長には、うまく伝わったでしょうか？？

最後は、荒井副会長の講義「要約筆記を通して思うこと」でご自身の体験談を話していただきました。

今回の講座では、７名の受講生のうち４名の方に修了証が交付されました。そのうちの１名の方が今回の入門講座がきっかけとなり北海道の養成講座を受講することとなり、もう１名の方は、千歳要約筆記の会「やませみ」に入会し要約筆記を続けていくこととなりました。

今後は、要約筆記者として活動していただけることを楽しみにしています🌺