手話言語条例に関する研修会を開催しました

掲載日:2017.05.18

5月14日、北ガス文化ホールを会場に、平成29年度千歳市登録手話通訳者・登録要約筆記者合同研修会を開催し、市民や手話関係者ら約120人が集まりました。テーマは「手話言語条例って何?」、千歳市が制定に向けて準備を進める手話言語条例に関する講演と、聴覚障がいをもつ当事者が自身の体験を発表しました。

講演では、全国に先駆けて2013年に手話基本条例を制定した石狩市の鈴木昌弘・障がい福祉主査を講師に、「手話やろう者のことを知らない市民全体に理解を広めるためのもの」と条例の目的を解説され、また、条例制定後は、手話出前講座の開講や小学校などで講座開催の動きが生まれ、「多くの市民がろう者と接し、手話やろう者を知るきっけになっている」と成果を紹介されました。                                                                        千歳聴力障害者協会の佐藤義典会長は、(聞こえる)親と(聞こえない)子が手話を使って会話することの願いや条例が制定されて市民全体に理解が広がることへの期待を魅力ある豊かな手話で発表されました。

手話言語条例をめぐっては、千歳市障がい者地域自立支援協議会が3月、手話言語条例専門部会を設置、各自治体の条例内容など、必要な情報や資料を調査、収集し検討を進め、2018年4月の施行を目指して準備を進めています。