【福祉の授業】日の出小学校で手話と点字の体験を行いました

掲載日:2019.01.25

1月24日(木)に日の出小学校で「手話体験」と「点字体験」が行われました。
手話体験の講師は、千歳聴力障害者協会の南徹志さんが担当し、2名の手話通訳者が支援しました。
講師から耳に障がいのある方の日常生活や体験談についてお話を聞いた後、バナナやみかんなど物の特徴をとらえて身振りや表情などで表現して、コミュニケーションを豊かにする練習をしました。最後に、名前やあいさつの手話を学び、ジェスチャーで単語を伝える伝言ゲームで大いに盛り上がりました。

点字体験の講師は、佐藤徹さん(元千歳市点字図書室技師)が担当しました。
点字は、視覚障がいのある方々が触って読む文字で、6つの点の組み合わせで作られています。点字器を使用して、「読み方」、「書き方」を体験しました。また、点字で作られた本や点訳された絵本を実際に手にとって触れました。講師が点訳絵本を子どもたちに読んで聞かせると、子どもたちも「凄い!見えないのに読んでいる」と驚いていました。
授業の最後に、講師から子どもたちへお願いがありました。自転車で歩行者を後ろから追い越す時には、自転車のベルや「通ります」と歩行者に伝えてほしいとのことでした。これは、歩行者と自転車の接触事故を防ぐため、目の見えない人だけでなく、お年寄りや赤ちゃんを抱くお母さんなど、全ての人にやさしい取り組みです。

(写真左:手話体験の様子、写真中央:点字体験の様子、写真中央:点訳絵本を読む様子)