8月29日(木)北海道千歳リハビリテーション大学で行われた講座
「考えよう!安全な自動車運転と健康」を訪問しました。
3部構成の公開講座で開催され、約50名の参加がありました。
第1部「聞いてみよう!千歳市の自動車運転環境」
講師 伏見 祐 氏(千歳警察署交通第一企画・規制係長)
第2部「見つめなおそう!自分の運転と心構え」
講師 柿崎 貴夫 氏(千歳自動車学校副管理者・教務課長)
第3部「知っておこう!健康寿命延伸につながる運転寿命」
講師 佐々木 努 氏(北海道千歳リハビリテーション大学教授・認定作業療法士)
①千歳警察署の伏見講師からのお話。
昨年度の全国の交通事故死者数、人身事故数や千歳署の人身交通事故数などの紹介がありました。また、千歳市恵庭市における事故事例を写真で紹介されました。高齢者の免許証返納数は、千歳市では毎年約300件近くに上るそうです。
②千歳自動車学校の柿崎講師からのお話。
主に高齢者の免許証更新の手続きについてのお話。70歳以上の高齢者の更新は70歳~75歳未満と、75歳以上とで更新内容が変わります。
A.70歳~75歳未満・・・更新手続き前に、2時間の高齢者講習を受講。
B.75歳以上・・・・・・・更新手続き前に、「認知症機能検査」と「高齢者講習」の両方の受講が必須。「記憶力・判断力が低下」の判定が出た方は、専門医の診断書提出が必要になります。判定内容によっては免許証の停止・取消しになることも。
自動車事故の原因のほとんどが、運転手の判断ミス。
「先進安全自動車」をご存知でしょうか。例えば、ペダルの踏み違いをした時などの運転手の判断ミスを回避し安全運転をサポートするシステムを搭載した自動車のことで、紹介がありました。
③北海道千歳リハビリテーション大学の佐々木講師からのお話。
佐々木先生は、自動車運転と健康の関係や有効視野などについてのお話。
ある調査によると、自動車運転を止めた人と止めない人を比較した場合、止めた人のほうが要介護になりやすいとの結果。(もちろん安全に運転できる状態の人での話しですが)
有効視野についてのお話。
有効視野とは人が眼を使い外界から有効に情報を得られる範囲のことで、考え事をしたり、人と話していたりすると有効視野は狭くなるそうで、また車の運転のスピードが早くなればなるほど狭くなるそうです。
交通脳トレも体験しました。
スクリーンに、「青のマークがでたら、右足を踏み込む」「黄色の時は足をもどす」「赤色の時は左足を踏み込む」(写真左)
また、視覚探索能力を高める動作。首は動かさないで眼だけを動かして左右の同じ漢字を探すなど。(写真右)
交通事故は運転している人間が原因で起こるものが約95%だそうです。
車の運転には十分気をつけて運転しましょう。
本日は貴重なお話を聞かせていただき有難うございました
掲載内容についての問合わせは向陽台区担当生活支援コーディネーター孫崎(地域福祉課地域福祉係0123-27-2525まで)