6月5日(水)千歳市北ガス文化ホール4階大会議室で
ちとせ市民ふくし講座 地域づくり編【公開講座】を開催しました。
講師の木原孝久さん(住民流総合福祉研究所所長)が提唱する新しい支え合いの方法について、講演が行われました。町内会長、福祉委員、民生委員児童委員、事業者さんら、91名の方が参加。
木原所長の講演では、地域で助け合いを進めるポイントについてお話していただきました。
〇要介護状態になったらどうするか。最近の調査では家族や地域には頼りづらいと考える人が多く、高齢者住宅など入所を希望する人が増えている。
〇地域の助け合いを阻む要因として、「人に迷惑をかけたくない」という意識が強く、困りごとがあっても自ら助けを求めることができる人の割合は3~5%にとどまっている。
〇一方で助ける側についても「頼まれたら関わる」と考えている人の割合が72%にのぼることから、助ける側と助けられる側でミスマッチが起きている。
〇助け合いを促進させるためには、助ける側と助けられる側がお互いに協力して関わる関係性が重要であり、担い手側に支援の仕方を提案したり、一緒に活動したりすることも助け合いの一つと考える。
〇地域の助けられ上手、見守られ上手な人を増やしていくことが求められる。
講演の後は、グループワークで地域で実践している支え合い活動などについて情報交換を行い、発表して情報共有を図りました。メンバー同士初めてでも地域の支え合いについて活発な話し合いとなりました。
次回の講座のご案内
9月28日(土)10時~
北ガス文化ホール4階/大会議室
「ボランティア活動編」
講座に関するお問い合わせは地域福祉係まで。
0123-27-2525 / FAX0123-27-2528