2月15日(金)18:00~北ガス文化ホールで、
西区地域包括支援センターと西区生活支援コーディネーターが合同で開催した
第2回西区地域ケア会議が行われました。
今回は「災害に備える地域福祉活動を考える~地元だから支えられること」をテーマに、講師の講演を聞き、
災害時に地域で安否確認など地域でどのように行われたのかを把握し、
災害時に地域でできることは何か?今後の課題は何か?についてグループワークで考える勉強会となりました。
参加者は西区圏域の町内会自治会長さんをはじめとした町内会役員さんと、西区が担当地域になっている民生委員・児童委員さん、西区にある居宅介護などの事業所さんが集まりました。参加者は47名程。
前半は、北海道胆振東部地震で安平町の災害ボランティアセンターの副センター長として、迅速な物資の調達、災害ボランティアさんのSNSを活用しての受け入れ等の災害時対応をおこなった。井内 聖 氏を講師にお迎えしてお話を伺いました。
上写真左は講師の井内 聖 氏(安平災害ボランティアセンター副センター長・安平復興ボランティアセンター センター長・学校法人リズム学園はやきた子ども園園長)
井内さんは、安平での地震被害の大きさ、町と人々の様子、災害ボランティアセンターでの被災直後からの具体的動き等を映像や写真を用いて振りかえり、伝えてくださいました。
参加のみなさんも大変真剣な表情で聞き入っていました。
井内さんは、実際の災害時にはマニュアルや一遍通りの規則内での対応では、対応する人や場所が被災してしまうとすぐさま機能しなくなる。災害時には、動ける人が動くといった迅速で柔軟な対応が求められることになる。と、実際の体験を通して話されました。
避難所の生活も、地域の繋がりづくりがうまくいっていると、避難所生活の中で、自然と助け合い支え合いの体制ができ雰囲気よく過ごせていたとのことです。
日ごろからの地域づくりが災害時にとても大きな力となることが話されました。
後半のグループワークは8つに分けられたテーブルで
「災害時に町内会または個人としてどのような行動をしたか」「今後どのような行動をとったらよいか」について話し合いを行いました。
「高齢者宅を主に自宅訪問して安否確認してまわった。地震をきっかけに町内会で発電機を用意した。
避難所で足りないものを各家庭から持ち込んだ。」話し合われた内容をグループごとにまとめ、代表者が発表しました。
民生委員や福祉委員と町内会の情報の共有の大切さ、災害時の個人情報の壁、町内会加入率の低いところでの住民情報の把握の難しさなど、情報についての課題をはじめ、他にも多くの意見がホワイトボードいっぱいに張り出されていました。
最後に、安平町の小学生がまち復興のために取り組んでいる笑顔の写真集めに協力。
グループごとに考えた安平町の方へ応援メッセージを掲げ写真撮影!
皆さん素晴らしい笑顔でした。
今回千歳は震度6弱という大地震、そして。全道ブラックアウトという災害の中、大きな混乱もなく乗り越えることができたのは、自身も被災しながらも地域の方の安否確認に走ってくださった皆さまあってのことと思います。
町内会自治会の皆さま、民生委員児童委員の皆さま、福祉委員の皆さま方の
日ごろからの地道な活動に感謝の思いを新たにした勉強会でした。
掲載記事に係るお問合せは
西区担当生活支援コーディネーター池本(地域福祉課地域福祉係0123-27-2525)まで