1月22日(火)北陽小学校で行われた認知症サポーター養成講座にお邪魔してきました。
この講座は4年生の【総合】の授業の中の福祉に関する分野の授業です。
今日の認知症サポーター養成講座に参加した児童は88名。
点字、手話、認知症について学ぶ3つの中から、自分で興味のあるものを選択し参加したそうです。
参加した男子児童は「認知症については、以前からテレビ等で少し知っていて、家族とかも最近忘れっぽくなったりしているのでもっと知りたいと思った」と、この講座を選んだ理由を教えてくれました。
講師は認知症キャラバンメイトの市川さん。
キャラバンメイトとして15年の活動歴をお持ちのベテラン先生です。
今回の講座は児童向けに工夫されさおり、まず紙芝居で認知症について知りました。
紙芝居は、認知症になったおじいちゃんと孫のまなぶ君のお話『ぼく知ってるよ』です。
認知症になった人のことを正しく理解し、温かく見守ることの大切さを伝える内容でした。
市川さんからのクイズで紙芝居の内容を振り返ります。みんなしっかり答えられていました!
紙芝居の後は認知症についてのクイズを取り入れながら、楽しく、そしてさらに詳しく講座が進みます。
認知症の方とかかわる時のポイントや、認知症にならないために今からできることなど
大切なことがたくさんお話されていました。
認知症サポーター養成講座を受講した子どもたちは、2時間の授業時間の中、最後まで大変立派な態度で集中して授業に取り組んでいました‼
真剣にメモを取り、メモでいっぱいになった子はプリントの裏にまで書き込んでいました。
授業の合間の休息時間には、市川さんの周りに子どもたちが集まり、先ほどまでのお話の内容について質問していました。
子どもたちの興味の高さがうかがえ、感心しました(*‘∀‘)!
質問で、一番多かったのは【デジタル認知症】のこと。
スマートフォンやパソコンやゲームなどの便利な道具のデジタル機器も長時間使いすぎたり頼りすぎると、記憶力、思考力などの認知機能が低下するいわゆる【デジタル認知症】になってしまうそうで、デジタル機器が生活に欠かせない世代の子どもたちにはとても身近な問題に感じたようです。
今回の授業で子どもたちは【認知症】について広く学ぶことができたのではないでしょうか?
授業の最後にキャラバンメイトの市川さんから
「認知症のサポーター養成講座を受講しました。認知症の人を応援します。」という意味をあらわすオレンジリングが児童代表に渡されました。
このあと、子どもたちはクラスに返って今回の授業のまとめを行い、交流して学習を深めるそうです。
掲載記事に係るお問い合わせは
生活支援コーディネーター池本(地域福祉課地域福祉係0123-27-2525)まで